JenkinsをUSBで動かす

こんなことをつぶやいていたら @ さんに普通にできるよ。と教えていただけたのでやってみた。

手順

やることはUSBに jenkins.war をコピーするだけ。
ただ、ドライブレターの問題もあるのでjenkins.warと同じディレクトリに起動バッチを書いておいた。
これならバッチを叩くだけなので誰でもできる。

jenkins_start.bat

rem USBドライブ直下にjenkinsを展開する
SET JENKINS_HOME=.

rem https, AJP13は使用しない
java -jar jenkins.war --httpPort=8080 --httpsPort=-1 --ajp13Port=-1

なにがうれしいの?

今回こんなことをやろうと思ったのは異動が理由だ。
今いるグループを離れることになったのだが、社内のビルドはJenkinsで一括管理されている一方、客先への成果物インストールは手作業であり、個人への依存性が高かった。

それが原因での反映漏れもたびたび発生していた。

これまでこの問題を解決するようなノウハウが作成されなかったのは、環境構築担当である僕の責任がないとも言えない。
グループを離れることをきっかけに客先へのインストールも定型化してしまおうと考えたのだ。

定型化の方式を考えた結果、持ち運びの容易な媒体(USB)で分かりやすいUI(Jenkins)を採用することにした。

SIerではミスをなくすと言えば手順書を作ることとほぼ同義だ。
しかし、僕は自動化や定型化がミスを無くすことにつながるのではないかと考えている。

自動化をすれば人為的なくだらないミスがなくなるし、定型化すればみんなが同じ方法をもちいるので、失敗したときになぜ失敗したかをすべてのメンバーが同じ前提を共有して考えることができる。

僕が残していくこのUSBが、すこしでもグループメンバーの助けになってくれればと祈っている。