第12回 Shibuya.trac 勉強会に参加しました。あるいはなぜプログラマはITSを求めるのか #shibutra
第12回 shibuya.trac 勉強会に参加しました。
ぼんやりしていたらいろんな方がブログレポートを書いていた。
主に @ryuzee さんのブログに集まってきているようだ。
Ryuzee.com
なぜプログラマはITSを求めるのか
ブログを書くのが出遅れたせいでまとめ的なことは他の方が書かれている。
よって、自分が勉強会前後につらつら思ったことを書くことにした。
ネタはこれ↓。勉強会で何気なくつぶやいたら、何人かにRTされていたので気になっている人もいるのだろう。
結局、ツールからノウハウを得たいんですよね。 #shibutra
パッケージ開発のときから考えていたこと
つい最近までパッケージ開発に従事していたのだが、そのときの経験から
中小企業の経営者がパッケージ製品に求めるものと、プログラマがITSに求めるものが似ているなと感じていた。
ごく特殊な業務の会社だとか、他に比類するもののない会社(たとえばAmazon)を除いて、中小企業の経営者が
パッケージ製品に求めるものは一種のベストプラクティスだというのが僕の経験上、ある。
自分の会社で文化を育てるのも大事だけど、1から作るのは大変だから業界の「いいお作法」を導入して、
そこから独自の文化を調整していきたいというのが良くある経営者のニーズなのだ。*1
ITSも同じなんじゃない?
勉強会に参加してすごく思ったのが、
「ITSも同じなんじゃない?みんな、ベストプラクティスをほしがっているんじゃない?」
ということ。
つまり
- すでにプラクティスを自分の中に持っている原田さんが素のTracで十分なのも
- 製品としてまとまっているJIRAが「今後使ってみたいITS」で選ばれたのも
- 「カスタマイズできますは設計として負けだよね」って言うのも
全部同じところから来ているのではないかと思う。
だから「BacklogはITSの自由民権運動」というのも、決してネタではなくて、
「エンジニアとデザイナー、ビジネスサイドが共同作業するインフラのベストプラクティス」
を提供できたとしたら今後もっともっと求められていくのではないだろうか。
今後自分がやるべきなのは
- ITSからプラクティスを抽出して自分の知識にする
- プロジェクトごとにどのプラクティスを適用するのか見極める
- プロジェクトメンバーをプラクティスにフィットさせるために色々やる
ことなのだと思う。
ツールを使うだけではなくて、ツールを形成しているプラクティスを吸収することで
自分やチームを成長させることが必要になってくるだろう。
その他、つらつら考えたこと
今後必要になってくるベストプラクティスは何だろう?と考えた。
勉強会の会話から察するに
- 分散バージョン管理との連携
- 付箋など、アジャイルな開発で用いるリアルワールドのツールとの連携
になってくるのではないだろうか。
リアルのツールとの連携ではJIRAの「究極のウォールボード大賞」がとても面白い。
プロジェクターとプリンタを用意すればこのウォールボードをすぐに作れる!とかなれば
迷わずJIRAを買う人が増えるのではないだろうかw
*1:一方で、現場の担当者は「ウチの作法に合わせてくれ!」ってよく言ってくる。