Softbank Day 2011 に行ってきた。

連休前になるがSoftbank Day 2011に参加してきた。

事例紹介を中心にセッションが構成されており、さまざまな企業でのiPad/iPhoneを使った
業務改善への取り組みを聞くことができた。

印象的だったのは(iPhoneではなく)iPadを利用した改善事例が大半を占めていたという点。
iPhoneがスマートデバイスを一般に普及させたのに対して、
iPadはスマートデバイスがビジネスシーンにも通用することを世に知らしめたのだなと感じる。

以下、セッションを聞いて感じたことをメモ書きしていたので残す。

iPadのビジネス利用は未だPCの代替えに過ぎない

セッションで語られるiPadの利用事例はカタログ等の資料を電子化することや、IRCを構築してiPadからアクセスさせることによる営業活動の効率化といった物ばかりだった。
営業系のセッションに多くあたってしまったということもあるのだが、iPadのビジネス利用は未だにPCの代替えの域を出ていないのではないかと感じた。

個人的には「これなら、PCを使っても同じ事なのでは?」と感じてしまう。
もちろん、カタログなど顧客に見せるものについてはiPadなどのスマートデバイスを使うことによって注意をひくことは
できるかもしれないが、中身のコンテンツはあくまでWebにあるのでPCでアクセスしたって同じようなことができるはずだ。
むしろ、なぜ今までやって来なかったのだろうか?と思ってしまう事例が多かった。

iPadはコンテンツ配信に向いていそうだ

iPadはコンテンツを「見せる」ことに重点を置いたデバイスだ。
また、起動・スリープが素早く行えるのでちょっとした空き時間に小さいコンテンツを見るのに非常に向いている。

僕の見たセッションにもそんな風にコンテンツの配信先としてiPadを利用しようとする取り組みがいくつかあった。

例えば教育用のコンテンツではNHKの教育番組コンテンツをそのままアプリにしてしまおうという取り組みがあった。
番組の映像コンテンツに加えて、文字での解説、補足資料の図鑑などへのリンクを配置した飛び出す絵本の用な
アプリケーションが紹介された。

また、Softbankでは今まで販売店にビデオで送付していた研修素材をiPadで見られる形式に変えた結果、
研修の履修率が大幅に向上したそうだ。

その他にも登録されているカタログから利用するものだけをバインドしてオリジナルカタログを作成できる「iCata」という
サービスも紹介された。

コストペイはあんまり考えられていない

iPad導入によるコスト(購入費用、通信費等の維持費用)を如何にして回収するかは、大体の会社で「ペーパーレス化による紙コストの低下+時間創出による生産性の向上」でペイできるという答えだった。(0.5時間残業が減れば、毎月の通信費はペイできるからだ)
これはSoftbankが同様の指標でiPadの効果を宣伝しているので右に倣え感は否めないが、一定の指標にはなるだろう。

しかし、iPadはPCと比べてもかなり壊れやすいデバイスだし、OSも頻繁にアップデートされ、アプリケーションはOSのアップデートに追随する。iPhone3→iPhone4で一部互換性のないアプリケーションもあるが、今後iPadでも同じことが起きないとは限らないのではないかと思う。そこまで含めて本当にそんなに簡単にコストペイできるのかというとやや疑問が残った。

既存のモノと折り合いを付けられるか

事例を発表していた各社がこぞって強調していたiPadによる業務改善の一番のポイントは「既存資産の電子化」だった。
いままで紙で取り扱っていた情報をいかにして電子化し、これからも電子化された形式で出力するためのインフラを整えられるかがiPadの業務導入の肝のようだ。

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